2024年の年始から能登半島を襲った地震。
家族みんなが集まる楽しいお正月の風景は、一気に砕かれました。
地震が起きてから半年経った2024年6月現在の死者数について、市町村・年齢別の死者数についてまとめました。
能登半島地震の死者数
福祉新聞によると、2024年6月現在、能登半島地震による死者は260名と言われています。
そのうち、地震で亡くなった方は230名、災害関連死された方は30名です。
どの市町村で被害が大きかったのか、どの年齢の方がお亡くなりになったのか以下にまとめました。
能登半島地震における市町村別の死者数
2024年6月現在の市町村別の死者数は明確に発表されていませんが、2024年4月時点での市町村別の死者数は以下のとおりです。
なお、2024年4月時点での死者数は245名でした。
市町村 | 死者数 |
輪島市 | 106名 |
珠洲市 | 103名 |
穴水町 | 20名 |
能登町 | 8名 |
七尾市 | 5名 |
志賀町 | 2名 |
羽咋市 | 1名 |
一番多いのは輪島市の106名となっています。
2024年4月時点では死者数245名であり、災害関連誌の方はそのうち15名でした。
2か月近く経過した2024年6月現在ではさらに15名増えています。
これ以上被害が広がらないことを切に願っています。
能登半島地震における年齢別の死者数
年齢別の死者数は詳細には出ていませんが、亡くなった方の7割以上が65歳以上の高齢者でした。
この背景として、後継者不足で若い世代が減っており、住宅の改修などが進んでいないことが原因ではないかと言われています。
能登半島地震における死者の死因
東日本大震災は津波で亡くなる方が大勢いましたが、能登半島地震における死因は圧死が一番多いと言われています。
その次に、窒息や呼吸不全で亡くなる方が大勢いらっしゃいました。
また、1月という気温の低さもあり、低体温症や凍死が原因の方が3番目に多い死因となりました。
能登半島地震における災害関連死とは
地震における災害関連死とは何のことか知っていますか?
内閣府によると、災害関連死は以下のように定義されています。
当該災害による負傷の悪化又は避難生活等における身体的負担による疾病により死亡し、災害弔慰金の支給等に関する法律(昭和48年法律第82 号)に基づき災害が原因で死亡したものと認められたもの(実際には災害弔慰金が支給されていないものも含めるが、当該災害が原因で所在が不明なものは除く。)
つまり、地震により怪我を負い、その怪我が原因で亡くなったり、長い避難生活により体に負担がかかり、病気が悪化して亡くなったりすることなどを言います。
例えば、避難中に疲労により心疾患を持った方が亡くなったり、災害後にエコノミー症候群になり亡くなることなどが災害関連死に当たります。
まとめ
能登半島地震で被災された方の中には、まだまだ復興が進まず、避難生活を余儀なくされている方が大勢いらっしゃいます。
今後とも被災地の実態について取り上げていきます。
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